何とも言えない世界観

日常での面白いことや思い付いたことを、おもしろ可笑しくお伝えします。そんなハーフ フィクションの世界をお楽しみに。

粉瘤と私の共同生活。

こんにちは。

突然ですが、粉瘤というものをご存知でしょうか。
わりとメジャーな病気らしいのですが、私は最近知りました。

今日は粉瘤について、記事更新を怠っている言い訳をしながらお話したいと思います。


ロックアップに行くと言う記事を書いてからもうだいぶ日にちが経ちました。笑

ロックアップには、もう行きました!
では、行ったのになぜまだ書かれていないのか。

内容を文にするのに手間取ってるのも1つの理由です。
ですが、それ以上に忙しい。
リアルがとてつもなく忙しいんです。
リア充ですね♪(白目)


そして、もう1つの原因。
ケツの痛さに悩まされていたからです。

痛いんです……お尻が…。
それも座ってられない程に。







なぜお尻が痛いのか。
それは粉瘤が出来てしまったからです。
しかも右ケツの、丁度パンツのゴムが食い込む所に。



粉瘤とは~~~
粉瘤とは、皮膚の下にできる袋状の腫瘍のこと。袋に老廃物が溜まることで腫瘍は大きくなってしまう。
癌の類いではなく、命に別状もないが、放っておくとバイ菌がルンルンし痛みや腫れを引き起こす。
腫瘍なので自然治癒はせず、摘出手術で袋を取らない限り治らない。



そんなものが私の、嫁入り前のプリケツに出来てしまったんです。
しかも、しこりに気づいた瞬間、私はネットで調べつくし、手術必須のこと、麻酔のため注射をしなくてはいけないこと。腫れたら膿を出さなくてはいけない等、全てを知ってしまった……。
手術動画見るレベルには調べました。
もう粉瘤マスターです。
これからはマスターとお呼びください。




そんな粉瘤マスターは、注射が死ぬほど嫌いで、血液採取の時も半泣きで挑み看護婦さんにプレッシャーをかけまくる人間です。
羞恥心?そんなの恐怖心の前では米粒とカビゴンの差です。
腹の足しにもなりません。

とにかく、こんなことを知ってしまっては病院に行きたくありませんでした。






「あ~。やだな~、手術とか。蜂にも刺されたことないのにふざけんじゃねーよ。あーもう今日病院行かねーから。」


そんな愚痴を誰に言うでもなく抜かしウダウダしていると、1ヶ月程経ってしまいました。
すると異変が起きたのです。


あれ、痛い?


何となくですが、違和感を感じました。
しかし前にも書いた通り、私は粉瘤の全てを知っているマスターです。
痛みが発生するのはバイ菌がルンルンしているせいで炎症が起こっているから。
炎症が起きた場合、酷い時は『排膿手術』によって膿を出さなくてはいけないのです。


排膿とは~~~~~
膿んでしまった場合に行う手術。
患部を針やメスで穴を開け、そこからつねる様に膿を押し出す。
麻酔は効きにくく、麻酔をしない病院もあり、また麻酔をしても痛いらしい。




麻酔する摘出手術よりも断然痛いらしい。
排膿は、麻酔で痛がらない人も痛がるレベル。



私は病院に行かない決意をしました。










それから数日後。

すっごい痛い。

肌色だったシコリは、濃い赤紫の痛々しい色になり、座ってもられない程になりました。
ケツの形も、腫れてデコポンの様に変形してます。
しかし手術で痛い思いをしたくない!

激痛に耐えつつ、激痛の為に、激痛を受け入れる。
そんな矛盾に気づかない程に頑張っていました。


椅子に座るときは、右ケツを庇うため左に傾いたり。
お昼に行くときは「あの定食屋、椅子固かったっけ?」と聞いたり。
友達からは「ソファの方座る?固くないよ。」と気を使われたり。

日常では使わない気の配り方をし、何だか新しい世界を見た気がします。




しかしもう限界だ。
私は、とうとう我慢を諦めました。

諦めると、何だか痛みも和らいだ気がします。
あぁ、敵を前にした戦士はこんな気分なのだろうか。
病院という戦場を前に謎の余裕が出てきました。
これを『戦前の余裕』と名付けましょう。
是非覚えて下さい。








心の準備を整える為、我慢を諦めてから1週間後、ようやく皮膚科へと向かいました。

病院へ着くと、まず受付で「どうされましたー?」
「あ、えーっと、ケツにしこりができまして…。」
と大衆の面前で説明しなくてはならないという洗礼を受け、その後無事診察室へたどり着きました。


お医者さんはおじさんでした。
「はーい。じゃぁおケツ見せてねー。」
と笑顔を向けられ、診察だと分かりつつ(変態チックだなー)と嫌々脱ぎました。

すると、驚くことを言われました。
「…これは、治ってきてるねぇ。」
「!?!?」
何と、我慢してる間に体が頑張って治してくれてたのです!
恐らくあの『戦前の余裕』は、炎症が収まってきたことにより、本当に余裕が出てきたのでしょう。


すごく痛くなかった?
はい、とても痛かったです。

自信満々でドヤる私に、先生は苦笑いで「でしょうね」と仰いました。




それからは、まだ炎症起こしてるから、薬で様子見することになりました。


あ~良かった!!







このあと炎症を抑える治療を始めるのですが、その期間中に、わたくし、旅行に行ってきました!!
いぇーい♪
楽しかったです!笑


しかしそこで大事件が起きました。

次回、粉瘤と旅行。

お楽しみに。

長くなって二部作になってしまいました。
すみません。
続きは近い内にあげたいと思います。


それでは。



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粉瘤と旅行と、それから私。 - 何とも言えない世界観